飲み会で酒ゼロで過ごしきったとき。
私は、周りに酒を勧められなかったことに安堵します。
最も危険なのは飲みたいという自分の感情。
ですが、これは自分次第で解決できる問題ですし、薬の力に頼ることもできます。
自己解決できないという意味では、周りの環境もかなり危険な要素です。
アルコールハラスメント
アルコールハラスメント(以下、アルハラ)を経験したことはありますか?
酒飲みだった私は、どちらかと言えばアルハラする側の人間だったので、自分がアルハラを感じたことはありませんでした。
しかし、断酒をしていたときは、「あー。こういうのがアルハラなんだなぁ」と感じることが何度もありました。
私のアルハラ事例
私は会社で、自分がアルコール依存症であることを公言していません。
断酒していたときは、
「酒癖が悪いし、酒でいくつもの失敗をしているので、もう酒やめました。飲みません」
といった感じで話していました。
ところが、私が飲まないと言っているにも関わらず、
「え?飲まないの?」
「ビールおいしいなぁ!!テンもどう?」
なんて言われることはしばしば。
これくらいであれば、笑って「大丈夫です!飲みません!」と言えます。
でも、ちょっと年上の会社の先輩から、
「は?おまえオレの酒が飲めないの?」
とマジ顔(実際は冗談で、それもわかっていますが)で言われると結構リアクションに苦労します。
私は「たとえ社長の酒でもお断りしますので!」とか返します
あまり面白くないですよね。
もし、もっと良い返し方があれば教えてください。
その他には、全く悪気のない上司から、
「もしタチバナくんが酔っ払ったら、僕が家まで送って帰るよ!奥さんにも僕から謝るからさ!」
とか言われます。
悪気がないだけに困りますが、「大丈夫です。ほんとに私、想像を絶するくらい酒癖が悪いので…」と返します。
他にも、上司は、
「明日は遅刻しても目をつぶってあげるから!」
というのも反則技も使ってきます。
本当に遅刻してもよいのでしょうか。
まぁそんなわけはないでしょう。
席を外すと勝手にビールがオーダーされていることもありました。
お冷が焼酎の水割りにすり替えられていることもありました。
これらのことは、単発なら笑って済ませることができますが、同じ飲み会で繰り返しやられると、さすがにイライラしてきます。
私が体質的には飲める人間だとバレていることや、よく飲んでいたころの姿を見られていることから、これらのことが起こるのですが、アルコール依存症の治療には厳しい環境だと感じます。
今の会社に勤めながら本気で治療するとなると、医師からの診断書を会社へ提出して「もう飲めませんので」とキッパリ伝えるのが良さそうですが、今のところ、それができません。
穏便に飲まないことを受け入れてほしいと願っているのですが、私が酒を断ると分かった途端に、楽しそうにからかってくる人が何名もいます。
ある人は私に対して、1回の飲み会で20回以上、実際に酒を勧めてきました。
勘弁してほしいです。
断るリアクションのネタも尽きて、もう腹が立ってきて、いっそのこと飲んでしまいたい気持ちになりますが、ここで飲んでは負けだと自分を言い聞かせます。
すごくストレスが溜まります。
これってアルハラですよね?
かといって、これまでバカみたいに飲んできた私が、突然「アルハラだ!」とは言いにくいものがあります。
私のアルハラ対策
シンプルですが効果的なのはアルハラ野郎を避けることです。
皆が皆、私に酒を飲まそうとしてきているわけではなく、ごく一部の面倒くさい人がそうしているだけです。
だったら飲み会ではその人と遠い席に座ったりして避けるのが有効な解決策です。
もう一つ、アルハラ対策として有効だと気づいたことがありました。
環境によるので万人にとって有効だというわけではありませんが、私にとって、減酒はアルハラ対策として有効だと感じています。
全く酒を飲まないとなるとサンドバッグ状態で勧められ続けましたが、少しでも飲んでいれば、いじられる回数は激減します。
※減酒治療や酒を飲むことを勧めているわけではありません
いろんな理由から、私は現在減酒治療に挑戦していますが、アルハラ対策として効果的なのは棚からぼた餅です。
何はともあれ、良いポジション取り。これが最も大切。
ちょっと受け身ですが、準備できていると、助かる可能性が高まります。