「期待する」ことは、誰もが経験したことがあると思う。
そして反対に「期待される」こともあるだろう。
でも、その期待には必ずしも応える必要はない。
期待は裏切ってしまって良い。
「がんばる」の原動力
仕事で上司や先輩から結果を期待される。
親から将来を期待される。
彼女からクリスマスのプレゼントを期待される。
運動会のリレーのアンカーで、チームのみんなから一等賞を期待される。
期待されることにプレッシャーを感じることもあるだろうが、それは能力を評価されている証。
そう思うと悪い気がしない。
そして、期待されることは「がんばる」原動力になる。
どうにか結果を出して、喜ばせたい。評価されたい。褒められたい。
失望させたくない
がんじがらめ
期待に応え続けると、成功が積み上がる。
「あいつなら何とかしてくれる」
「彼なら大丈夫だ」
「彼女は信頼できる」
周りからの期待はますます膨らむ。
期待される側は「絶対に失敗できない」と感じる。
「こんなに期待されているんだから、がっかりさせるわけにはいかない」
「でも…今回はもう成功できないんじゃないか」
「もしかしたら失敗してしまうかもしれない」
失敗に恐怖する
そして、成功する確率の高い行動を、選んで取るようになる。
いつか、挑戦しなければ失敗しないことに気付くだろう。
成功が積み上がりすぎると、成功にがんじがらめにされ、身動きが取れなくなる。
過程の結果
だからといって、成功しない方が良いってことはない。
挑戦しないことが問題だ
失敗を恐れずに、挑戦すること。
誰かの期待に応える必要は一切ない
もちろん失敗してしまうかもしれない。
それで良い。
周りの落胆は無視だ
成功や失敗という結果は、あくまで結果だ。
その結果に至った過程、つまり挑戦こそが本質。
本質を見失ってしまうことが最も危険だ。
アルコール依存症の治療
アルコール依存症の治療に取り組む方は、周りの期待に応えようとしすぎないでほしい。
期待は裏切ってしまっても構わないから、挑戦し続けてほしい。
そして失敗したときにこそ、挑戦した自分自身を褒めてあげてほしい。
アルコール依存症の治療をサポートする方は、どうか患者に期待しすぎないでほしい。
いや、期待するのは構わないが、過度な期待が患者本人に伝わらないようにしてほしい。
できれば応えたい期待を裏切る覚悟で患者は挑戦しているのだから。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
とある方からのメッセージを受けて、私の思いを書きなぐりましたが、私は成功者でも何でもありません。
もし不快な思いをされた方がいらっしゃれば、アルコール依存症患者の戯言と流していただければ幸いです。