「アルコール依存症になる前にできる対策とは」の後編です。
前編はこちらです。

少し危険な飲酒は「危険フラグ」
前編では私の飲酒遍歴を紹介しました。
STEP2の「普通の飲酒」は問題ありません。これが続けられればアルコール問題に悩む必要はありません。
その次のSTEP3「少し危険な飲酒」をしていた時期がポイントだと思います。
具体例として「モノを落とす」ということを挙げましたが、「思うように身体を動かせていない」ということは「アルコールに身体が支配されている」と解釈できると思います。
この時点で飲みすぎです。
なぜ飲みすぎるのか
お酒を飲める人は、飲むと楽しいと思います。
それから、酔い始めは気持ち良い。
そうすると、もっと飲みたくなります。
そうなるための信号を脳が出します。
酒ではなくて、依存していない別のものを例にして考えてみます。
例えば私は、本や漫画やゲームが好きですが、それらに対して依存はしていないと思います。
漫画を一気読みしているとき、または、ゲームをやりすぎたとき、「楽しいけどダメだ、やめよう」となります。
自制できます。
これが依存していない状態だと思います。
私は酒を飲むと止まらなくなる。
「楽しいけどダメだ、やめよう」と思えない。
飲み続ける。
一方で、飲んでいないシラフときは、その行動が良くないと認識できています。
つまり、飲みすぎは良くない行動で、その行動を取り続けることは自己破壊的。
自暴自棄です。
ではなぜ自暴自棄になるのか。
心の穴を埋めるために酒にすがると聞いたことがありますが、その穴の正体を掴めると、何か対策が打てそうです。
私は、穴の正体は「現実」なのではないかと思いました。
自暴自棄になり自己破壊的な行動を取ること、それは現実逃避ではないでしょうか。
現実から逃げないこと
私が至った現時点での「アルコール依存症になる前にできる対策」としての結論は、「現実から逃げずに、現実と向き合う」ことです。
思い返すと、「少し危険な飲酒」をしていた時期は、日常生活で「自分は何やってるんだろう」と悩んでいた時期でした。
大学にはほとんど行けていませんでした。
代わりにパチンコ屋に通い、お金と単位を同時に無くしていました。
高校でやっていた部活動を大学でも続けようと思っていましたが、それも中途半端にやめてしまいました。
アルバイトもほとんどせず、親の仕送りで遊んで暮らしていました。
そして夜はどこかで誰かと酒を飲んでいました。
そんな風になりたいわけではなかった。
でも、いつも本当はやらなくてはならないこと、つまり現実から目をそらしていました。
毎日がんばって大学に行けばよかった。
部活動を続けていればよかった。
もっとアルバイトしたらよかった。
そうすれば、心の穴が埋まって、酒にすがるようなことがなかったのかもしれません。
普通の飲酒で止められていたかもしれません。
後悔していても仕方がないので、これからは自分の現実ととことん向き合っていきたいと思います。
今を真剣に生きよう。
(前編はこちらです)

今を真剣に
自分も真剣に
しらふで行きます
ありがとうございます。
「酒をやめる」ということ自体を目的にしないことが、ひとつのポイントかなと思いました。
お互いがんばりましょう!
ですね。通過点。ありがとうございます。
毎日楽しみに読ませていただいてます。
「ノードリンク!」と言うのが、実は断酒の初めの一歩かもしれませんね。
本日の記事もお読みいただきましてありがとうございます。
おっしゃる通り…
「ノードリンク!」は自分にとっては勇気のいる発言ですが、
それを堂々と言えるようになりたいと思っています。