減酒外来8回目の受診。
前回の減酒外来からの帰り道は、
次の通院時には報告することは何もないかもしれないなぁ
行くのが面倒くさくなっているんじゃないかなぁ
とか呑気なことを思っていた。
が、そんな想像とは逆で、今回報告しなければならないことは一つある。
セリンクロ無しで飲酒してしまったことだ。
決起集会
先日、会社の決起集会があった。
業務時間の終了1時間前から社内ではじまった。
その催しは確かに耳にしていたが、私のスケジュールでは打合せが入っていたので、自分の参加は難しいだろうと考えていた。
そして、自分に関係なさそうだと認識すると、決起集会の存在自体が頭から消えた。
ところが、決起集会と時間の被っていた打合せが、その日に限って早々に終わってしまった。
なんと、決起集会開始時には、私は暇そうに(!)自席にいた。
「みなさーん、はじめますよー!お集まりくださーい!」
偉い人がそう言うので、席から立ちあがると、無数の缶ビールが目に入った。
(あ、やばい、そういうことか。そりゃそうか。あ…)
(セリンクロ飲んでない!)
「はいはいはい、回して回して」と言って、皆の手に次々と手渡される缶ビール。
私も受け取ってしまった。
減酒なので1缶はOKなのだが、それはセリンクロを服用した上での話だ。
セリンクロを飲んで、ビール2杯までOK。
それが私の減酒の自分ルールなのにも関わらず、そのときはなすがまま、乾杯を缶ビールで済ませてしまった。
そして、その1缶を飲み干して、そそくさと退社した。
妻にはLINEで連絡した。
「ごめん。セリンクロ無しで酒飲んじゃった。今日は早く帰るね」と。
先生への報告
病院にて、先生にセリンクロ無し飲酒について報告した。
先生「よく1杯で止められたね。飲みたい気持ちにはならなかった?」
私「なりませんでしたが、飲酒欲求が出てくるのを怖いと感じたので、早々に切り上げて帰りました。ずるずるとあの場に居残ると、スリップしていた可能性が高いと思います」
先生「そうだね、帰れたのはとても良かったよ」
私「酒を飲む際には必ずセリンクロを飲むと決めていたつもりだったのですが…すみません。気をつけます」
先生「うんうん。缶ビール自体は断れそうになかった?」
私「それについても、今振り返ると、いくつか取れる行動はあったように思っています。断るのも一つですし、断らなくても皆缶のまま飲んでいたので、飲んだふりもできました。ただ、実際にはそういった行動は取れず、流れに身を任してしまいました…」
先生「そっかー。まぁでもそれが断れるなら断酒してるよね」
私「そうですねぇ。セリンクロ服用時なら堂々と飲んで楽しむんですが…」
先生「薬は飲み遅れても効果がないわけじゃないから、次に同じようなことがあれば、酒が出ると分かった時点で薬飲むと良いよ」
私「はい。そうします」
目標は報告内容が無いという報告
先生「2月は飲み会無いんだっけ?」
私「そうですね。誘いはいくつか受けていたのですが、家庭の事情で、3月以降にリスケしてもらっています」
先生「じゃあ、次の通院は3月にしておく?仕事も忙しいでしょう」
(え?!)
私「どうしようかな…でもやっぱりまた2週間後に来てもよいですか?通院を習慣付けたいのと、何も無かったことを報告することにも意味があると感じているので」
先生「そうだね。それは大事だね。じゃあまた2週間後に待ってるね。お大事にね」
先生のほうから通院サイクルを変える提案があったのに少し驚いた。
隔週での通院は守りたいと思っているので、また2週間後に行こうと思う。
2月の飲み会は今のところゼロ。
本当に何もないまま、2週間、そして1カ月が過ぎ去り、無事に3月を迎えるのだろうか。
今回のセリンクロ無し飲酒は、大事には至らなかったものの、良くない行動であることは明白なので、今後こういったことがないように注意したい。
