減酒外来6回目の受診。
なんといっても、今回先生と話すべきことは年末の会社の忘年会後のスリップについてだ。
薬の量を増やすことになるのだろうか?
最悪の場合、減酒治療が終わりになって、断酒治療に戻ることになるかもしれない。
スリップした原因は別の記事にて既に詳しく書いたが、ざっくり言うと、任された忘年会の幹事業が思った以上にストレスになり、忘年会終了後に開放感・達成感を強く感じ、自分自身へのご褒美として酒を飲んだということだ。

私の考えた今後の対策としては、開放感・達成感を感じた際には酒以外のご褒美を意識的に自分へ与えるというものだが、その理解が得られるかどうか。
診察待ち
年明けなので混んでるか?と思った病院内はガラガラ。
一人、珍しく自分よりも若そうな男性が初診で来ていた。
一瞬目が合ったが、彼は私をどう思ったのだろう
診察
ほとんど待つことなく、先生から呼ばれ診察室に入った。
私「失礼します」
先生「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」
私「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」
先生「どう?」
少しだけ躊躇したが、その返答は既に決めていた。
私「すみません。やっちゃいました」
先生「あら。そうなんだ。いつ?年末?」
私「年末の忘年会です。いや、忘年会後です」
先生「減酒にっき見てもいい?」
私はアプリを開いて、先生に減酒の記録を見せた。
私「恥ずかしながら、スリップした日の飲酒量はおおよそなんですが…」
と伝えた。
先生「ずいぶん飲んだねー記憶なくしたの?」
私「そうですね。4軒行ったんですが、最後は覚えてないです…」
先生「何人で飲んでたの?」
私「忘年会は20人くらいだったんですが、3軒目以降は2人です」
先生「そうかーやっちゃったねー。忘年会で飲みたくなっちゃった?」
私「忘年会は幹事だったので、緊張感もあって、忘年会自体は大丈夫だったのですが」
と話したところで先生から、
先生「その後、気が緩んじゃった?よくあるよね」
と言われた。
よくあるんだ。じゃあいいや、というわけではないが、少しだけ救われた。
私「はい。幹事を変にプレッシャーに感じてしまって、開放感からご褒美として酒を選んでしまいました。今後は別のものを自分へのご褒美にしないと、と思っています」
先生「そうだね。酒以外のことで、喜べることは大事だよ」
少し自分の方向性に自信が持てる言葉だった。先生は続けて、
先生「その後は断酒してるんだ?」
減酒の記録を見ながらそう聞かれたので、スリップ後は自発的に断酒していることを伝えた。
私「スリップしてからは反省して断酒しています。といっても会社の飲み会は1度だけで、それ以外は年末年始、親戚の集まりがあっただけですが…。親戚の集まりでは家族の目もあるので、飲むことはありません」
先生「そう。これからセリンクロは1錠にしてみる?どうする?」
私「今回の件は、個人的にはセリンクロの問題ではないと思っているので、0.5で良いと思っているのですが、1錠にすべきならそうします」
先生「うーん、どうしようかな。でも自分で考えられてるなら、0.5で仕切り直してみよっか」
私「わかりました。ありがとうございます」
改めて、またがんばります
先生「でも、今日来てくれて良かったよ。これからまたがんばろうね」
通院して本当によかった。
言えてよかった。
減酒はこれまで通りで継続になった。
またがんばろう。
