減酒外来5回目の受診。
まもなく営業終了の時間だというのに、待合室には大勢の人。
いつもに増して、こんなにも混んでいるのは、年末年始の病院の休業によるものだろう。
これも一つの駆け込み需要。
今回、私から先生に特別尋ねたいことはない。
減酒の自分ルールは守れているし、失敗の報告もない。
少し会社を出遅れ、「営業時間内に間に合わないかも」と思ったときに、「まぁ話すこともないし、今日はキャンセルしようかな…」と一瞬よぎった。
ダメだダメだダメだ
通い続けることに意味があるんだ
すぐに楽な方を選んでしまう自分が情けないが、それはそれで人間らしい。
セリンクロは2錠まで
先生「どう?調子は」
私「飲酒はたまにしていますが、調子は良いです」
先生「日記は付けてる?」
私「はい。こんな感じです」
(アプリ「減酒にっき」を開く)
先生「うん、調子いいねー。セリンクロは?0.5錠?」
私「はい。引続きそうしてます」
先生「1錠にしとく?一応2錠まで飲めるからねー」
私「2錠まで飲めるんですか!でも0.5錠でも副作用を感じるので、このままにしておきます」
先生「そうだね。今のところ上手くいってるし、このまま0.5で良さそうだね」
私「他の患者さんはどういった感じなんですか?」
先生「色々だねー。2錠飲む人もいるし」
今年最後の減酒外来
先生「忘年会はあと何回あるの?」
私「1回ですね」
先生「大丈夫ー?今年もう一回来とく?」
私「いえ、今年はこれで最後にします。年明け早々にまた来ます」
先生「そうだねー。年明けでいいね。じゃあ今年はこれで最後だね。良いお年を」
来年もよろしくお願いいたします
今年初の「良いお年を」は減酒外来の先生からだった。
2019年は激しくスリップしたことをきっかけに減酒治療に切り替えた。
アルコール依存症との向き合いにおいて、重大な1年になった。
病院と出会い、良い先生と出会い、セリンクロと出会った。
心強い。
来年も、その先も、よろしくお願いいたします。
