減酒外来2回目の受診。
仮装をしたリア充と思わしき人々を横目に、私は足早に減酒外来に向かった。
昨日実践したセリンクロの試し飲みについて報告せねば。
平日夜は会社員多し
やはり仕事後に来られる方は多いようで、スーツの男性で待合いスペースはほぼ満席。割合は少ないが、ところどころ女性も。
待つこと30分ほどで、名前が呼ばれ診察室へ。
前回の初受診から約2週間。先生は優しそうな面持ちで実際に優しい。
どう?という荒い質問に対して、約2週間のことを自ら報告する。
1杯だけ飲みました
前回の受診からの2週間で、1度だけ飲み会があった。
その飲み会はかつての上司と私の2人。特に酒を勧められたわけではないし、むしろ「まだ酒やめてるの?」と上司の方から初めに聞いてくれた。
「やめてます」と答えれば良いものを、自分でも不思議なもので、ほとんど反射的に「やめてるんですけど、すみません、1杯だけいただきます!」といった感じの受け答えをしてしまった。
あえて理由をつけるなら、その上司には久々にお会いしたということ。うーん…言い訳にならないか。
ただ、今私が取り組んでいるのは「減酒」。
1杯はOKだし、2杯もOK。3杯はNG。これは開き直りではなく、減酒外来で先生と決めたルールだ。
断酒に真剣に取り組まれている方からすると、非常に甘いチャレンジだと、もしかすると腹を立てられてしまうかもしれないが、私の中で現時点ではこれが最良のソリューションという判断を、もちろん私自身でなくアルコール依存症の専門医が出されたので、どうか温かく見守ってほしい。
断酒から減酒へシフトした経緯についても、近々文章にしようと思う。
よく1杯で止められたね
先生はそうおっしゃったけれども、私にとって1杯止めは、さほど難しくない。
そのときは薬(セリンクロ)も飲んでいなかった。
この上司には「お酒やめてるんです、酒癖悪いので」と以前既に言っていたのに加えて、勧められることもないので、自信を持って止められると感じていたからだ。
それでも、帰宅後に飲酒について妻に話すと、酒を飲むのであれば薬を飲んでほしかったそうだ。
そんなことも病院の先生と話した。
セリンクロの副作用は多くの人で出るらしい
その後、試し飲みしたセリンクロについても、もちろん報告した。
初めはふわふわした感じがして、その後クラクラした感じに変わったことと、吐き気など、その他の異常はなかったことを伝えた。
先生曰く、セリンクロの副作用は多くの人で出るらしい。なので、私程度であれば問題なく引続き処方していただけるとのことだった。
薬は持ち歩きつつ会社にも置いておきたいので、5錠ほどほしいと伝えた。その5錠はピルカッターで半分に切るため、10回分。
問題なくOKしていただけた。良かった。
次の減酒外来の受診はまた2週間後。通院をペースメーカーにしつつ、引き続きがんばろうと気が引き締めつつ病院を後にした。
