明日、というか日付変わって今日はセンター試験なのですね。
私は浪人したため、センター試験は2回受験しています。
あの頃は、まさか自分がアルコール依存症になるなんて思ってもいませんでした。
もちろん、まだ酒も飲んだことはありませんでした。
飲んでいたら…何年間浪人することになったのでしょうか…
想像するだけでゾッとしますね。
浪人は楽しかった
私にとって、人生で一番楽しかった1年は浪人の1年間です。
高校時代に志望校へ合格できないのは目に見えていたので、浪人することが決まったときは、特に落ち込むこともありませんでした。
幸い、仲の良い友人Aも浪人だったため、毎日一緒に勉強していました。
予備校に在籍はしていましたが、ほとんど行かず、友人Aと共にカフェで勉強する日々でした。
4月~7月でほとんどの科目の勉強が終わり、8月以降は息抜きの比重が大きくなりました。
息抜きは主にはゲームセンター。たまにカラオケ。
まだまだ高校生らしいですね。
ゲームセンターでは、異なる高校の新しい友人ができました。
その多くが今でも連絡を取り合う仲です。
8月~11月くらいは、勉強よりも遊びの方が多かったかもしれません。
しかし、冬になり、いよいよ受験本番(センター試験)が近づくにつれて、急に焦り始めたのを覚えています。
再び高校時代の友人Aと勉強漬けになりました。
結果、共に志望校合格を果たしました。
よく遊びつつも良い結果が出たことによって、現在でも「めちゃくちゃ楽しかった1年」として記憶されています。
2年目の浪人
私や高校時代の友人Aは1浪で大学進学を果たしましたが、浪人時代に出会った新しい友人たちは、多くが志望校の合格叶わず、浪人2年目に突入しました。
その理由は、彼らが、私や友人Aが勉強をしているときも遊んでいたという単純な話です。
彼らの多くは医学部を志望していたのもあり、あまり年齢のことは気にしていなかったのかもしれません。
※私は詳しくありませんが、医者の世界は新卒の年齢が就職活動にあまり影響しないと聞いたことがありますが、本当のところはどうなのでしょうか。
しかし、ここからが2年目以上の浪人生の怖いところです。
2年目の浪人生は、その年に二十歳を迎えます。
実は、この状況は厄介です。
現役か1浪で大学へ進学した場合、二十歳を過ぎると普通に酒を飲み始めます。
大学のサークルやコンパなどで、酒を飲むのはよくあることです。
そんな大学生と多浪生が遊ぶとなると、飲みにいくことにもなり得ます。
そして、酒にデビューしたての荒い飲み方で、二日酔いになったりします。
私が出会った浪人中の友人たちは、ゲームセンターやカラオケに加えて、居酒屋が遊び場に加わり、とても楽しそうではありましたが、勉強に集中しているようには見えませんでした。
そして、浪人3年目、4年目…と進むヤツも実際に少なからずいました。
予備校の友人も多浪生
浪人生と大学生が同じように遊ぶのは、浪人生のリスクが圧倒的に大きいと思います。
浪人しているときは、同じように大学進学を目標にする友人を作った方が、良い結果が出やすいと思います。
しかし、2年目の浪人生は、そこにも危険が潜んでいます。
高校生のときは、同じ高校生と仲良くすることが多いでしょう。
浪人1年目は、自分と同じ境遇である高校時代の友人と、一緒に勉強することが多いでしょう。
そして、90%以上の学生が現役 or 1浪で大学へ進学します。
つまり、2年目以上の浪人生は非常に数が少ないのです。
そうすると、2浪生、3浪生、4浪生…いわゆる多浪生でまとまるようになります。
多浪生は二十歳を超えているので、中には酒で息抜きするヤツもいます。
「勉強は疲れたし、飲みに行こうか」とか言い出します。
もちろん断れば良いのですが、数の少ない多浪生は孤独で、誘惑に負けてしまうこともあるでしょう。
私は大学に進学した後、2年目の浪人を決めた友人らに会いに行った際、彼らが大学生のように普通に酒を飲んでいるのを見て驚いたのを覚えています。
そのときは一緒に楽しく飲んでしまいましたが…
リスクを知っておく
浪人の1年目で、高校3年分の勉強を最初から最後まで終わらせるので、2年目の浪人となっても、予備校のスケジュールとしては1年目と同じことの繰り返しです。
同じとなると、どうしてもダラダラと勉強してしまうことは想像に容易いと思います。
これに加えて、2年目の浪人中に酒を飲み始める年齢になることも、リスクのひとつとして認識すべきだと思います。
酒は楽しい。
これは間違いありません。
なので、私はアルコール依存症になりました。
浪人中にそんな楽しいことを知ってしまうのは、目標の達成から自分を遠ざけてしまいます。
明日がセンター試験だと知り、ふと受験の思い出を書きたくなり、私の浪人への思いを書いてしまいました。
受験生の方がアルコール依存症のサラリーマンのブログなど読んでいることはないと思いつつ、もし読んでいたとすれば、
2年以上の浪人が悪いと言っているわけではありません。
目標を達成するまで、何度でも挑戦するのは、良いことだと思います。
少し毛色が異なりますが、私は何度もアルコール依存症に負けつつ、それでも立ち上がって治療に挑戦しています。
ただ、2年以上の浪人は、酒という遊びに誘惑されるリスクが伴うことを知ってください。
私がもし浪人中に酒と出会っていたら、大学には行けなかったと思います。
明日は非常に寒い一日になると、天気予報で知りました。
受験が混乱にならないことを祈りつつ、受験生の皆様の実力が発揮できることを心よりお祈りしております。