2019/12/20(金)深夜、スリップしました。
減酒挑戦後、初のスリップです。
減酒なので、飲んでしまったことをスリップとは呼んでいません。
減酒の自分ルールを破って飲んだことをスリップと呼んでいます。

今回は、恥ずかしながら、少しルールを破った程度の話ではありません。
盛大に破りました。
あぁ…やってしまいました。
気分は最悪です。
どうしてこうなってしまったんだろう
情けない気持ちです。
幹事にかける思い
2019/12/20(金)は会社の忘年会でした。
私は幹事でした。
幹事となると、つい準備に気合いが入りすぎてしまいます。
私は、アルコール依存症だけに、これまでの人生において飲み会参加数は数しれず。
その分、自分が飲む飲まないに関わらず、飲み会にかける思いには強いものがあります。
自分自身はグルメでもないし、酒にこだわりもないので、結局ただの見栄っ張りなんです。
店選び
まず、店のチョイス。
今回の店選びは下記の条件を決めて進めました。
- 会社から徒歩10分以内
- 和食
- 飲み放題付きコースで5,500円(税込み)以内
- 飲み放題に日本酒が含まれる
- 個室あり
- 店の外観がオシャレ
- 内観は落ち着いていて、音楽などがうるさくない
- 過去の忘年会で利用していない
初手は食べログでランキング順に店を並べて、条件にあう店に片っ端から電話して、当日の予約が可能かどうかを確認していきます。
今回は20名弱での予約でした。
大人数のインターネット予約は、そもそも受け付けていない場合があるので、大人数のときは電話をするのが確実です。
実際に今回最終的に決まった店も、インターネット上では最大4名でしか予約できませんでしたが、電話して確認してみると難なく予約できました。
こうして数店舗(2~3軒)を予約状態でキープします。
年末の忘年会シーズンは、予約した瞬間にキャンセル料が発生することがありますので、そういった店ははじめから除外して選びます。
現地調査
次に、予約した数店舗に実際に行きます。
現地で一番確認したいポイントは席です。
どのような席か?狭くないか?どういう配置で座ることになるのか?椅子は座りやすいか?背もたれあるよね?とか。
また、店内の雰囲気(ワイワイの度合い)を知るのも重要な確認ポイントです。
今回の5,500円(税込み)という予算は決して高い金額ではないので、予約したところがワイワイ系の若い人中心の店であることも十分にあり得ます。
最後にコース(料理)を確認します。
ある店では、すべて飲み放題付き、すべて税込みで、5,000円コース、6,500円コース、8000円コースの3種類のコースがありました。
今回の予算は5,500円(税込み)だったので、オーダーできるのは5,000円コース(税込み)だけですが、店と交渉し、料理を1品増やしていただくことで5,500円コース(税込み)を用意してもらえることになりました。
キャンセル連絡
予約したすべての店で上記の一連を繰り返し、最終的に1つに決め、他の店には申し訳ありませんが、キャンセルの連絡をします。
キャンセル料がかからないようにするのは幹事として当然ですが、いくらキャンセル料がかからないとはいえ、行かないと決めたならば、なるべく早く店にキャンセル連絡するようにします。
社内連絡と各種調整
これでやっと店が決まったことになり、忘年会の日時と店を社内にメール連絡しつつ、ここからは忘年会当日の段取りの調整をはじめます。
乾杯や締めの言葉を上司へ事前にお願いしたり、歓迎会や送別会が兼ねられている場合は、その方から一言いただくようにお願いしたり。
一番偉い(役職の高い)参加者に相談するとあっさり決めてくれる場合がありますので、早めに相談するのが楽するポイントです。
忘年会当日
そして忘年会当日、仕事後に参加者に声をかけ、会社から店まで参加者を案内します。
何名かは遅れて参加することになったので、自分のケータイに気を配りながら、1杯目のドリンクオーダーでした。
店側も年末の金曜日で、大量のお客さんにてんやわんや。
そして事件が起こりました。
オーダーした1杯目のドリンクが30分経っても届かない。
何度も何度も店員さんに「まだですか?」と聞いて、やっとこさ、全員のドリンクがそろいました。
ドリンクが来ない30分、私がキッチンに入るわけにもいかないので、もうこれはどうしようもないのですが、参加者に良い忘年会だったなぁと思ってもらうには、起きてほしくないトラブルでした。
その後、宴会中に自分が酒に飲まれるのはもってのほか、30分ドリンク来ない事件があったので、その後はできるだけスムーズに進めたいと思って、全体に気を配り、飲み物の注文状況を特に意識して、オーダー後に届いていないものはないか、あれば店員さんに改めてお願いすることを率先しておこないました。
最後に「お疲れさまでした!」となって一次会が終了すると一旦ホッとしますが、二次会が待っています。
最近は二次会まで事前に準備することはほとんどないのですが、とはいえ、店のアタリだけはつけておくようにしています。
「行きたい人で行きましょう!」とはなるので、幹事の私は二次会参加者の人数を即確認して、店に電話。
さすがに3次会以降は本当に行きたい人だけでいくので、これ以降はノータッチです。
あぁ、思い返すだけでも疲れます。
ホッとした感情 気の緩み
私にとって通常の業務よりも圧倒的に疲れる幹事業。
来週1週間の仕事で大きなことはないので、私にとっては、忘年会の幹事業が実質今年最後の一大イベントでした。
こんなにも幹事に対してプレッシャーを感じる必要はないのでしょう。
客観的に見ると滑稽です。
でも、どうにもこうにも、上手くやりたい自分が手を抜かせてくれません。
かっこつけたかったり、周りに良く思われたかったり。
そういった見栄っ張りな自分が大嫌いですが、なかなか変えることができません。
1次会が終わったときは、プレッシャーから開放されて、大きな安堵感がありました。
そして…
1次会で既に2杯飲んでいたにも関わらず、2次会で追加で2杯飲みました。
減酒の自分ルールを破ってしまいました。
2次会での一コマですが、
「タチバナ、幹事お疲れ様!乾杯!」
断ることはできましたし、いつもは断っています。
「ジンジャエールですが、かんぱーい!」という開き直った感じで。
でもこの日は気疲れしていたのと、今年最後の大仕事(幹事業)を終えた達成感と、それから正直にいうと、翌日が土曜日で休みであったこと(酔っ払ったとしても次の日の予定はなにもない)、家族が家にいなかったこと。
こういった諸条件が揃ってしまって、断ることができませんでした。
意思を固く持つことができませんでした。
今日くらいは良いだろうと正常な意識の中で判断してしまいました。
そうして、これまで積み上げてきたことを自ら崩し始めました。
このときはまだ酔っ払ってはいなかったですが、「飲みたい」感情に襲われていました。
こうなると、アルコール依存症に勝ち目はありません。
その後3次会、4次会となるにつれて、どんどん勢いづいて、水のように酒を飲む状態になりました。
3次会以降は、自宅付近にタクシーで移動して、そこでそんなに仲のよくない先輩と二人で飲みました。
キャバクラにも行きました。
特別、私に飲ませようとした人がいたわけではありませんでした。
もう止まりませんでした。
「帰らなければ」とよぎることもありましたが、「飲みたい」が先行していました。
メガネがない
朝起きたとき、コートを着たまま布団で寝ていました。
あぁ、やってしまったのか…やってしまったんだな…最悪だ
そして、身の回りのものを確認しました。
鞄はある。財布もある。クレジットカードや現金もある。ケータイもある。画面も割れていない。
でも記憶が無い。それからメガネがない。
メガネかけてなかったっけ?あれ?コンタクトしてたか?
なぜメガネがないんだ…
かなり目の悪い私は、矯正なしで外を歩くことは、まぁありません。
どこでなくしたのだろうか。
道で転んだりして、拾い忘れたのでしょうか。
本当に情けないのですが、店を出たことも、どうやって帰ったのかも、どの店に行ったのかも覚えていません。
1コマだけ、帰り道を歩いていて、
あぁ何とか帰れる。良かった
と思ったのを覚えていますが、これはあまり親しくない先輩と楽しくやれたことに安堵したのだと思います。
そのときメガネをかけていたのかどうか、わかりません。
割と高価なメガネで、かなり気に入っていたので、モノを無くした事実自体にも気が滅入ります。
思い返せば、前回スリップした際はケータイを無くしました。
もはや必ずといっていいほど、スリップするとモノをなくします。
今後の減酒について
忘年会前に私がしたツイート。
このときは、まさか自分がスリップするとは思っていませんでした。
スリップするかな?いや大丈夫だろう
くらいの感覚はありました。
薬もきちんと飲んだし、まぁ大丈夫だろうと。
「ざわざわざわ」は、面白くも何とも無いネタとして書きましたが、本当にざわざわしていたかというと、そこまでざわついた精神状態ではなかったです。
これまで減酒で上手くいっていたことで、調子に乗っていたところはあると思います。
馬鹿ですね。
今回のスリップで、やっぱり減酒は無理なんじゃない?という声もありました。
まだそういった結論付けは、このタイミングではしたくないと思っています。
今後の行動として、まずは来週中に減酒外来にいってこようと思っています。
全然気は進みませんが、先生にスリップしたことを話さないといけないと思っています。
今日から減酒外来に行くまでは、これまでと同じように減酒の日々を送ります。
とはいえ、飲み会だからといって飲まずに、極めて断酒寄りの減酒を、次回の通院まで続けます。
来週会社での飲み会が1度あるので、そこは本当に注意しなければと思っています。
このサイトを始めてから、ひたすら自己分析してきたつもりでしたが、まだまだ足りていないようです。
やり方が悪いのでしょうか。
でも、止まるわけにはいかないので、今日から改めて治療に励みます。
とりあえず、無くしたメガネ代に至るまでは節約して生活しなければ…