アルコール依存症まっしぐら!?やってはいけない危険な飲み方

コロナ禍の中、

「家で飲む機会が増えて飲酒量が増えた」

といった声もちらほら聞く昨今。

ところで、やってはいけない危険な飲み方というのをご存じでしょうか?

酒は薬と一緒に飲まないとか、つまみ無しで飲まないといった周知の知識はもちろんのこと。

それだけではなく、実はアルコール依存症になってしまう確率がぐんと高まる危険な飲み方があります。

今回は実際にアルコール依存症になってしまった私タチバナと、このページの制作にご協力いただいているアルコール使用障害である小石さんの経験談を元に、やってはいけない飲み方と対策をご紹介します。

制作協力
このページの制作には、アルコール依存症初期で精神病院へ入院された小石(仮名)さんにご協力いただいております。小石さんは入院中に他の依存症患者の方と共に治療プログラムに参加されていました。現在は断酒での治療に取り組まれています

アルコール依存症になりやすくなる危険な飲み方

危険な飲み方については、他のサイトでも多く紹介されています。

ここではアルコール依存症になる確率が高まる、もしくはすでにアルコール依存症かもしれない飲み方をいくつかご紹介します。

危険な飲み方1:習慣的に飲んでいる

毎日飲むのは危険です。

たとえ毎日飲んでいなくとも、「理由は無いがとりあえず飲む」「胃腸が不調なのに飲む」といった行為は危険信号です。

というのも、体内のアルコールが排出しきれていないうちに飲んでしまう恐れがあるからです。

排出しきれていないのに飲めば、当然アルコールが体内に溜まります。

基本的に毒物であるアルコールは、体内のあちこちにダメージを与えます。

症状概要不治の病「アルコール依存症」症状概要

また、「休肝日」という言葉の通り、肝臓を休ませる期間は必要です。

アルコールを分解してくれる肝臓は、沈黙の臓器といわれるほど受けたダメージが症状として出にくい臓器です。

気がついたら肝臓が悪化してました、なんてよくある話。

そうならないためにも、週に3日以上を目安に休肝日を設け、そのうえで飲酒を楽しみましょう。

危険な飲み方2:先にアルコールを飲む

居酒屋に行ったら「とりあえず生」と先にビールを注文する方は少なくありません。

私もそうでした。

注文の順序はともかく、何か食べるより前に、先に酒を飲むのはおすすめしません

というのも、胃が空の状態でアルコールを摂取すると、通常より早くアルコールが吸収されて悪酔いの原因になってしまうからです。

当然ながら、その分だけ臓器への負担も大きくなります。

何か口にしてから飲むことを意識的におこなってください。

牛乳やチーズなどの乳製品、キャベツ・ブロッコリー・アスパラガス・豆・山芋・オクラなどのビタミンUを多く含む食べ物は負担軽減に効果的です。

また、ビタミンUは熱に弱いため、生食だとより効果的なんだとか。

さらに、意外に思えるかもしれませんが、実は油系の食べ物も、胃に油の膜を張るので良いそうです。

よく居酒屋に置いてあるおつまみキャベツとか枝豆がいいかもしれませんね。

ページ制作にご協力いただいている小石さんは「酒の前につまみを食え!」とご両親から言い聞かされていたため、飲む際は必ずつまみを用意していたそうです。

なので、「自分がアルコール依存症ではなく使用障害という診断で済んだのは、この辺のお陰なのかな~」と話しておられました。

危険な飲み方3:カフェイン飲料・エナジードリンクで割って飲む

薬とアルコールの服用が危険なのは周知の事実ですが、カフェイン飲料やエナジードリンクと割って飲むのも大変危険です。

居酒屋の中には、コーヒーやエナジードリンクで割ったカクテルもありますが、これらはかなり危険な飲み物なので口にしないことをおすすめします。

というのも、どちらの飲料にもカフェインが含まれているからです。

中枢神経を興奮させるカフェインに対し、アルコールは中枢神経の働きを抑制します。

つまり、カフェインとアルコールは相反する作用があります

なので、それらを一緒に飲むと互いに作用を打ち消しあい、結果、酔いを感じにくくなってしまうのです。

近年、エナジードリンク割りなどで救急搬送される方も増加しています。

決してこのような飲み方はやらないようにしてください。

エナジードリンクの一つであるリアルゴールドにはカフェインは含まれていませんが、吸収力が高いため酔いが回りやすい傾向にあります。

二日酔いでヒドい目に合いたくないのであれば、避けた方が無難です。

危険な飲み方4:周囲が止めているにもかかわらず飲む

個人的には、これが最も危険な飲み方だと思っています。

飲む本人の性格もありますが、本人も「やめないといけない」と思っていながら、それでも飲んでしまう場合はかなりの危険信号です。

というのも、脳の飲酒欲求コントロールがすでに効いていない可能性があるためです。

アルコール依存症は脳の飲酒欲求コントロールが効かなくなる病気。

つまり、この状態の人は、すでにアルコール依存症・アルコール使用障害に陥っている可能性が高いことになります。

周囲から酒を控えた方がいいという忠告を受けた場合、試しに飲むのを止めてみてください。

それでやめられなかった場合は、速やかに専門病院の診察を受けることをおすすめします。

治療認めることが第一歩。アルコール依存症の治療

悪魔の飲み物!?ストロングゼロはなぜ危険なのか?

巷でヤバイと噂のストロングゼロですが、実際、ストロングゼロはかなり危険な飲み物です。

「え、9%しかないじゃん」と思った方。

そうなんです。

この表記に引っかかって、ついつい飲み過ぎてしまう方が多いんです。

ストロングゼロの原材料はウォッカ(アルコール度数は40%程度)。

計算すると、350mlのストロングゼロの缶一本はショットグラス(30ml)2.6杯分のウォッカに相当します。

350mlのストロングゼロを30分で飲み干す = ウォッカのショットを30分で2杯以上あおる

という、凄まじいハイペースで飲んでいることになります。

さらに、ストロングゼロは柑橘系の味で非常に飲みやすく、しかも安価で入手しやすい酒です。

この味に病みつきになって手放せなくなったという話も聞きます。

皆さんはハマらないよう、くれぐれも注意してください。

「飲めば飲むほど強くなる」は誤解? アルコールの真の危険性とは

アルコールの真の危険性は、主に2つ。

1つ目は依存性の高さです。

「飲めば飲むほど強くなる」なんて言葉がありますが、これは実際、「飲めば飲むほど脳が麻痺して、その結果、量が増える」だけに過ぎません。

これは、依存性の強い物質は摂取すればするほど脳が刺激に慣れていくため、摂取すればするほど以前の量では足りなくなってしまうためです。

2つ目は入手のしやすさです。

言うまでもありませんが、アルコールは自動販売機からコンビニまで、大人でお金さえ持っていれば誰でも購入することができます。

この2つの観点から、2019年に開催された国際NGO「世界薬物政策委員会(GCDP)」では、アルコールは大麻以上に危険な物質であると断じるレポートが提出されています。

参考 「アルコールやたばこ、大麻より有害」と指摘した国際NGOリポートの中身朝日新聞GLOBE+

嗜好品として人気の高い酒ですが、用量を間違えれば人体に害を及ぼす毒になります。

このことは肝に銘じておいた方がいいでしょう。

まとめ

基本的に、節度を持って楽しむ分には酒は問題ありません。

問題なのは、酒を長年大量に摂取していると、自分だけではコントロールが効かなくなってしまうという点です。

自分の健康のためにも、いま一度、自分の飲酒生活を振り返ってみてください。

そして、もし、周囲で危険な飲み方をしている方がいたら、さりげなく忠告をしてあげてください。

飲酒リテラシー、ともに高めていきましょう。

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